組織としての問題に対して

 一般論として私は組織の上に立つ人間は問題に対して対処することが仕事だと考えています。それは、特定の国や特定の組織に関わらず、組織としての性質を持つのであるならば、例外はないでしょう。国としては、様々な問題などを報道などで取り上げると思いますが、政権そのものを覆すためということよりも、組織のトップとして正確に問題に対しての意見及び対策を求めてのことでは、ないでしょうか。 

 いづれの組織であれ、人である以上、問題がない組織は、ありません。いかなる組織であっても、それぞれにイメージがありますし、そのイメージの価値を守る大変さは、それぞれ異なると思います。誰かにとっての大変さは、誰かにとっての楽勝です。それぞれその大変さが異なる以上、楽な仕事はないのです。私だったら、この大変さなら耐えることが出来る、という、自分なりの価値観を探ってみてください。 

 あらゆる問題に対処できうる人がそれぞれの組織で選ばれるわけですから、それぞれの人たち同士で、対応をしていると分かれば、お互いに待つ時間の猶予が、それぞれ、あるはずです。特段の理由がない限り、解任や解雇につながらないと思います。そういう意味で、問題があっても、その取り上げに対しては、的確に対処することが前提としてあれば、心の余裕として持っていいと思います。